イソジンが消えた!今話題のうがい液は、なぜ入荷困難になったの?
出典:【公式サイト】イソジンうがい薬|ムンディファーマ株式会社
イソジンが市場から消えた!!
マスク、トイレットペーパー、生理用品の次に来たのが、予想外のイソジンうがい液。
誰が情報を発信するかで、こんなに影響が出るなんて・・驚きです。
ドラッグストアーからイソジンが完売になり、処方箋医薬品のイソジンガーグル液もメーカー欠品で入荷未定になりました。
その結果、医療行為にも深刻な影響が出ている状態です。
なぜこんな事に?
今回は、イソジンとはそもそも何なのかについてご紹介します。
イソジンとは何?
子供の頃からお世話になっている赤茶色のイソジン液。
小さい頃は傷口に塗っていたイメージがあります。
傷口がしみて痛かった思い出が懐かしい。
濃度の違いによって、うがい薬や、傷の手当て、手術などの医療現場での殺菌から、のど飴まで幅広く使用されています。
医療現場や家庭、飲食店などポビドンヨードを使用しているところはたくさんあり、身近な殺菌消毒剤です。
歴史が長く、日本に登場したのが1961年で、人が使用した歴史ではナポレオンのエジプト遠征の時代まで遡るようです。
出典:【公式サイト】イソジンうがい薬|ムンディファーマ株式会社
騒動の発端は?
2020年8月4日、テレビのワイドショーに衝撃を受けた方は多いのではないでしょうか。
大阪府知事の会見で「[速報]コロナ治療、効果が期待できる薬発表へ」のタイトルで動揺が広がりました。
ネットニュース、ツイッターで即拡散され、その日のうちにドラッグストアーからイソジンが消えました。
テレビ会見する1ヶ月前くらいから、イソジンは何らかの効果があるのではないかと言われており、医療現場ではイソジンの入荷がしずらくなっていました。
そして、今回の会見でとどめの一撃があり、メーカー欠品で入荷未定の事態になってしまいました。
出典:日本経済新聞
なぜ、コロナウイルスに効くと言われたのか?
イソジン(主成分:ポピドンヨード)は、幅広い種類の菌やウイルス、真菌、微生物まで殺す働きがあります。また、皮膚や粘膜にも使えるため重宝されています。
イソジンでうがいをした人の唾液中のコロナウイルスの減少を確認したという試験結果が騒動の原因のようです。
よくよく考えると、それゃ〜うがいしたら減るよな・・というのが感想です。
逆に、PCR検査の結果が正確に出なくなる可能性もあるため、良いのか?と疑問が残ります。
最後に
医療に確実に効くということはないように思います。それが新しいウイルスとなれば、効果がありそうなものを試してみるしかありません。
トイレットペーパーでもしかり、買いだめや転売をしなければ、市場がこんなに混乱することはなかったと思います。
情報に踊らされることなく、しっかり考えて、行動したいですよね。
確かに、お年寄りや小さな子供がいる家庭では心配かもしれません。
その時は、プロに聞きましょう。主治医に相談することが大切です。
私が思うに、消費者がしっかり考えて、秩序ある行動を心がけることで騒動は鎮静すると思います。情報に踊らされて、買いだめや転売はやめましょう。
それでは、また〜